ごあいさつ

「みなさんこんにちは!はじまして。ユキと申します!そしてこちらは妹の」
「ナオでーす。高校性です。よろしくおねがいしまーす。」
「このブログは、主にあたしが、いままで読んだ本のなかで、これは面白い!読みだしたらやめられない!徹夜してでも読んでしまいそう!って思った本のあれこれを紹介していくブログなんだよ。」
「それで徹夜本っていうの?」
「そう。いま、本っていっぱい出すぎてて、若い人はどれから読んだらいいか、なかなかわからないじゃない?そんな人たちに、読書のショートカットっていうか、おすすめの本を紹介して、充実した読書ライフをおくってもらいたいなー、と思って、はじめるわけよ。」
「ふーん、姉貴って、そんなに本読んでたっけ?」
「それを言われると、最近はゲームとかスマホとかに押されて、それほど読めてないのが現実なんだけど…。でも、いままで読んだ本のなかで、これはすごい!って思った本が、案外、話題にならなくて埋もれてたりすると、もったいないなあ、いろんな人に、教えてあげたいなあ、って、ワクワクをおさえられないんだよねー。」
「ふーん。あたしは、あんまり本って読まないなあ。なんか、アニメやらゲームとかにくらべて、めんどくさいし、まだるっこしいんだよね。」
「そうだねー、そこが問題なのよねー。やっぱり本読むのって、それなりに時間かかるし、読みだしても、これホントに面白くなるの?ってわかるまで、時間かかるんだよね。で、いきおい、世間の評判とか、カスタマーレビューでおススメの本とかに頼らないと選べなくなったりする。まあ、あたしも人のことは言えないんだけどねー。」
「なんか、本って、はっきりいって、情報を伝えるのに、時代おくれじゃない?本論にはいるまでに、長ったらしい文章を読まなくちゃならないし。ツイッターやらラインのほうがズバッとくるだけ、優位だと思うな。」
「そうなのよ。だから、ある程度中盤まで読んだら、あ、これはすごい、やめられない、って思う本でも、案外みんな最初の方読んだだけで投げ出したくなってくるのよね。でも、そっから先がすごい、って思える本もいっぱいあるわけ。で、それは、ある意味退屈な最初のほうを読んでいないと味わえない興奮だったり、麻薬みたいに魅力的な展開だったりするから、それを知らずにいる人たちは、あ、もったいないなあ、と思ったりするわけよ。」
「それで、お姉ちゃんがその指南役を買って出よう、っていうわけ?お姉ちゃんって、さっきもいったけど、そんなに本読んでたっけ?」
「まあ、あたしもそんなに読んではいないんだけどね…でも、これだだけは人に伝えたい、って本を試しにリストアップしてみたら、なんか、百冊くらいにはなったのよ。これはぜひ何かの形で情報発信したいなあ、って思ったのと、それから、こういうブログ始めると、もしかしたら、読んだ人から、また、新しい面白い本の情報が逆に入ってくるかもしれないじゃない?それも面白いかなあって。」
「ふーん。」
「ところで、ナオって、本屋で読む本を選んだりするのって、どうやってやってる?」
「それは、本の帯を読んだり、本屋さんが書いたポップとか読んだり、冒頭の部分を立読みしたり、とかかな。まだるっこしい時は、本の最後のほうを読んじゃったりするよね。でも、たいてい買わないけど。」
「あたしも、冒頭の部分を読んだりはしてみるね。でも、冒頭部分って、よっぽどのものでないと、そんなに面白いものってないじゃない?作者にとっても、冒頭って、たいてい、これから始まる話の仕込みの部分であって、本論はもっと先なわけだしさ。電子書籍だと、立読みの機能があるけど、あれも、冒頭部分しか読めないよね。あれじゃあ、本当に面白いかどうか、わからないよね。」
「まあね。特に推理小説とか冒険小説とかだと、冒頭部分だけ読んで面白いわけないよね。」
「あたしの場合は、中盤の…それも、本の四分の一くらいのところを、えいやって読んで、どういう展開が繰り広げられてるのか、そこを理解してから買うかどうか決める、ってのが多いかな。小説って、大体そのあたりで、いままでのあらすじっていうか、主人公がどういう立ち位置にいるのか、どう事件に巻きこまれているのか、何に悩んでいるのか、が簡潔に書かれてることが多いような気がして。もちろん、まだ本の前半だたら、それから先のネタバレにはならない程度に、でも、物語の階段の踊り場まではきてるな、って、ところ。そこが面白いかどうかで、買うのを決めるかな。」
「でも、そんなうまくいくものなの?」
「そりゃあ運よね。もし運よく、ここが決め所!って部分にあたれば、ラッキーでその本を買うし、ダメだったら、もしかしたら面白いかもしれない本であっても、縁がなかったとあきらめるしかないよね。もったいない話だけど…。それで、これよ。」
「何?」
「このブログでは、あたしが勧める本の、立読み用に、ここが決め所、って部分を引用の形で紹介していきたい、って思ってるんだよ。そこを読者に読んでもらって、判断してもらおうって。もしそこが読者にとって面白くなかったら、読まなければいいわけだし。面白かったら、ぜひ、本屋か電子書籍で買って、読んでくれたらいいなあ、って思えるわけだし。」
「ふーん、この本の立読みは、ここがミソ、って部分を紹介していくわけね。」
「そう。いままでこういう、本の紹介の仕方をしていた人はいっぱいいるんだろうけど、…たとえば本の帯に本文の一部を載せたりとかね…ただ、スペースの狭さとか、文字数の問題もあったり、十分うまく伝えられていない本が多いと思うのよ。それで、消えて行ったりしてる本もいっぱいあるわけだし…それは、本当にもったいないことだなあ、って思う。それを、あたしが、これから、独断と偏見でやっていこう、ってのが、このブログをはじめた動機ね。」
「ふーん、ところで、hontoを応援、ってのは、どういうことなの?」
「それは、まあ、あたしの個人的な趣味で、市ヶ谷の文教堂でカードを受け取っていらい、電子書籍は、hontoで買ってたりするからなのよね。あと、友人がhontoの運営会社に勤めているってのもあるし。それに、hontoって、値段も質も申し分ないのに、他の電子書籍サイトにくらべて、宣伝下手っていうか、お上品だけど、むくわれていない、ってところがあるのよね。それがまた、あたしの保護欲をくすぐるのよ。だから、あたしが紹介していく電子書籍は、主にhontoで買ったものになるよね。」
「へえ。そのうちなんかもらえるといいよね。」
「それでは、始めるよ。松岡正剛さんみたいに千夜千冊とまではとてもいかないけど、百冊くらいまでは頑張ろうかな、って思ってる。」
「おつきあいするあたしのほうも大変だわ…。なんか、もらえるの?」
「あたしの読書ライフの真髄を、ただで手にできる、ってだけで、十分じゃない?さっそく、明日から始めるよー。」

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